20年前、私たちの息子のために「保育園をつくろう!」
てんとうむしは、お日様に向かって上へ上へと向かっていくイメージがあり、子どもたちにもしっか
りと飛び立っていってほしいと願いをこめて、「てんとうむし幼児園」と名づけました。
てんとうむしの日常の保育内容を紹介します。
園のすぐ近くにある山に行き、斜面を滑ったり登ったりしています。
その時々によって、コースも場所もかわり、
また、自然の山の中には倒木もたくさんあり、それを超えたりくぐったりすることは、
まさに自然のアスレチックです。
遊んでいるうちに、足や腕が強くたくましくなっていきます。
このようなところで遊んでいますが、案外大きなケガは今までしたことがありません。
秋には落ち葉をせっせと拾い集めます。
焼き芋につかったり、亀の冬眠のお布団にしたりと、
自然が織り成す色彩はとても綺麗で、アートになります。
それから、子どもたちは雨の日でも外で遊びたいと願うことがあります。
自分たちで「どうすればいいか?」を考え、
雨の日でも、楽しく外で遊ぶことができるのです。
園には週に一度、「クッキング」という日があります。
小さいうちに「渋い」という味覚を経験することは、
大切なことだと考えています。
「てんとうむし」
このたび、そういった20年変わらず実践してきたてんとうむしの保育を、1冊の本にまとめました。